糖尿病について
糖尿病は血液中の糖が増える、つまり血糖値が上昇する病気です。尿に糖が出ることは血糖値が高くなった結果であり、そのこと自体を糖尿病とはいいません。血糖値が180 mg/dlをこえたあたりから尿に糖が混じり始めます。血糖値が正常値でも腎臓の問題で混じることがあり、その場合は腎性糖尿と言って糖尿病とは別の病気ですし、糖尿病、心臓、腎臓の治療として使われるお薬の中には尿に糖を排泄しやすくする薬もありますので、尿に糖が出てなくても糖尿病の事はありますし、逆に尿に糖が出ていても糖尿病ではないこともあります。糖尿病の初期段階ではほとんど症状がないため、健診で指摘された場合は早めの受診が、診断後は定期的なチェックが重要です。